地方に移住して家を設計してもらった体験記

独立を機に地方に移住し念願の土地を見つけ、設計事務所も決まり設計へと入っていきました。依頼した設計事務所も当然のことながら現在進行中の仕事を抱えておりすぐにスタートとはいきません。

その間に我々もどのような家にしたいか十分に検討する必要があります。無理難題をふっかけて困らせてはいけないですから現実的な要望を少しずつ整理していきます。

数ヶ月を待ちいよいよスタート。こちらの要望としては自分の作業場を考慮した間取りにして欲しい、家内が冷え性ということもあり「暖かい家にして欲しい」、それと家族構成に基づいた家作りをして欲しい(これは当然のことですが…)等々。

それと自分も仕事柄図面を引きますのでざっとしたラフ案として図面もお渡ししました。そこから事務所側からの聞き取りが行われかなり時間を初日から費やしたでしょうか。

しかしながら事務所がそれらを元にさぁーどんな図面が上がってくるのか、それはそれは楽しみでした。

それから約一月がたち図面が上がりましたとの連絡がありました。事務所に伺ってみるとなんと3案も提案が用意されていました。

一択ではなく選択させてくれるその姿勢に好感を持ちました。「ハイ、ウチはこのタイプでしか家を設計しないよ」といった姿勢ではないのがうれしい限りです。

どれもそれはかなり作りこんだ設計でして手を抜いていないことが一目瞭然でした。

その中から自分たちの要望するものを落としこんで決定させ、そこからは具体的な間取りや住宅設備の検討など大きなことから本当に細々としたことまでを何度も打ち合わせを重ねながら決めていきました。

月に一回もしくは二回伺い、大体半年かけて設計は完成させたしたでしょうか。

ようやくの完成、ではありますがここからが本番。コレを元に工務店に見積もりを出してもらいます。そして予想されていたことですが工務店から出てきた見積もりは予算オーバー。

そこから間取りや住宅設備などを再検討していきます。具体的には優先事項に基づいてパネルヒーターはここの空間にはいるか、もう少し通路を狭くしても大丈夫か、などこれも様々な案件を検討していきます。東京都でシロアリ退治

そしてようやく練り直したプランを再び工務店に出します。結果予算内で設計は完成しました。ところで我が家で要望することなく実は最もこの設計事務所に期待していたものがあります。

それは「デザインセンス」。「カッコいい家作ってください」といってもこればかりは漠然としすぎた要望です。かつ施主の嗜好もあります。

だからこそ多くの設計事務所を見てその事務所のセンスが自分たちの要望しているものに近いのかを十分に吟味します。「なんとなく違う…」といったどう指摘していいのか分からない、でもやはり自分には受け付けない…といった不幸な家作りは誰でもしたくないはずです。

事務所も機能的なことで指摘があれば対応できますがセンスの部分となるとどう対応していいのか分からないしそもそも「なんでウチの事務所に頼むの?」というケースになるかもしれません。

ですから我が家の場合そこの部分はすべてお任せにし、結果十分満足する家作りとなりました。