私が受けた敷金について相談

私は宅建の資格がありますので、よく友人や知人から相談されます。この前、敷金について相談を受けました。知人は新年度なのでアパートから退去することになりました。

賃貸借契約についてはトラブルはありませんでした。ペット禁止のアパートですからペットを無断で飼っていませんでした。

退去することになって、大家さんからクリーニング費ということで二十万円を請求されました。知人はそれを払わなければならないか聞いてきたのです。

まあいきなり二十万円を請求されたらびっくりしますよね。賃貸借契約書に書かれていれば用意しますし、納得はいきますが、書いてなかったんです。

それに部屋を壊したわけではありません。それで知人が聞いてきたわけです。私はタバコを吸っていたか聞きました。知人は吸っていませんでした。

ですからタバコの吸い殻の焦げ跡はありませんでした。国土交通省が原状回復をめぐるトラブルとガイドラインを出しています。

原状回復とは退去時に借り主が借りている物件を返す際の義務ですね。裁判でも争われているのですが、退去後に賃貸人が行った修繕したものが損耗と呼ばれることがあるのですが、それが借り主が貸借物の通常の使用により生ずる損耗だったかどうかが重要で争点になっています。

つまり、通常の使用ならある程度劣化しても新たに借り主が損害を賠償する義務はないのです。貸借物の通常の使用を超えるものとは何でしょうか。

それはタバコの吸い殻を畳に落として焦がしたり、壁に穴を開けてしまったとか、ガラスを割ってしまったことなどでしょう。

裁判では時間の経過にともなって生じた自然の損耗なら原状回復として費用を借り主に請求することはできないことになりました。

通常の使用を超えるものではないから費用を借り主が支払わなくていいということです。私は知人にそのような話をしました。

最近ではこういった敷金トラブルも多いようなのですが、今回のケースのように相手が引き下がらない場合、調停や裁判になるケースも少なくありません。

一番重要なのは、入居時にしっかりと契約内容を確認して不明なことがあれば、その場で不動産管理会社に確認をしておくことです。

実際に高額の請求をされてしまった場合は、金額によりますが敷金トラブルを得意とする司法書士にお願いすることをおすすめします。

また金額によると書いたのは、司法書士の場合は確か140万円以下の事件しか受任できなかったと記憶しているからです。

なかなか140万円以上の敷金請求はないと思いますが、もしこれを超える場合は弁護士にお願いするといいです。

何せおかしな請求が合った場合は、まずは相手の主張を聞いて、即答するのではなく一旦保留して司法書士や弁護士などの専門家に相談することがお薦めです。